上から上から。

3ヵ月連続の歓送迎会を終え、一人銀座線に乗る。
ついに¨この日¨が来てしまったという感じだ。
6月から参画している仕事だが、今日辞めたのは同期の女性。『何かが違う』−そんな思いが爆発した形となってしまった。
マネージャーや生え抜きの人材が居なくなる中で、同期として果敢に上司と交渉し、僕等のユニットの防波堤となってくれたに違いない。
辞めると決めた後の彼女はまさに聖リスペクトな存在。バイトで番組作りに貢献しているAD君達の時給を、一律200円も上げて去っていった…。
心のあるディレクターがまた一人、僕等の元から消えた。