テレビとテレビCMの話

comcity2005-05-16


フジテレビ『エンジン』。レースを取り扱ったドラマということで見始めたのがきっかけで、毎週運良く(忘れずに)観られています。私の注目は音です。第1話のヘルメットを装着するSE(効果音)を皮切りに、毎回1発は気になるカッコいいSEが挿入されています。
 今日の放送回で注目した音はサーキットの照明を点けるSE。絶対に現実の音ではないんだけれど、心地よい。まさに効果的な音のつけ方に思いました。逆に惜しい・・・と、思ったシーンは次郎が子供たちの前でエンジンをかけるシーン。点火され爆音を轟かせるエンジンの排気音と、皆に自信が芽生える感じの劇中音楽のバランスがやや音楽重視のMIXになっていたかな?我が家のテレビのスピーカーの問題かもしれないのでDVD発売の際に今一度聴いてみたいところではありますが、放送を見る限りでは「もう少し子供たち初体験の音」の方にMIXレベルを傾けてみても良いのかなあ・・・と、思いました。
 『エンジン』の放送中に懐かしいイントロ。少年ナイフの♪TOP OF THE WORLDだ。サントリーから5月24日に発売される”-196℃”という凄いインパクトの缶チューハイのCMソングとして使用されていました。原曲はカーペンターズなのですが、私にはそれをトリビュートした少年ナイフVersionが大好きでipodにも入れている程です。
イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター?カーペンターズに捧ぐ
 1997年にスタートしたTBSのバラエティ番組『学校へ行こう!』の1コーナー”未成年の主張”で使用されている楽曲なので、若い世代にも広く浸透している曲ですよね。確か『学校−』で使用されてからしばらくはCD屋さんへの問い合わせが非常に多かったと記憶しています。当時この番組を見ていた世代が、もしかしたらこの缶チューハイのターゲットユーザーなのかもしれませんね。今後もシリーズ化されるであろうこのCM、次回はイントロだけでなく歌も聞きたいです。
 それにしても最近のCMは耳なじみの名曲がテレビから多く流れますなあ・・・。日産自動車:マーチのフリッパーズギター♪恋とマシンガン(アレンジVersion)以降かな?気になりだしたのは。明らかに30代が音楽の決定権を握れるポストにいるんだろうな。